かまちょを利用してみて
最近巷で流行っている『出会わないトークアプリ』である“かまちょ”というアプリでのことです。アプリのシステムはランダムに表示される“挨拶”に対して返信を送り、その後会話になっていくというものでした。そこで私はいつものように日に何通も来る“挨拶”に目を通し、その中から好みの女性に定型文に見えないように作ったテンプレートをコピーアンドペーストで送っていきました。いつもその中から何人かは返事をくれてその日だけの会話を楽しみ、翌日には返事がなくなってしまう。なんてことはよくありました。
しかし、エステティシャンを目指している専門学生の女の子と話していて、珍しく次の日にも返事をもらうことができました。それからしばらく何気ない日常的な会話にいそしんでいましたが、ある日突然その彼女が男性関係でとても大きな心の傷を負ってしまったという話を聞きました。すかさず私は慰め、いったい何があったのかを聞いてみました。その時には話したくないといわれてしまったので聞き出すことはできませんでしたが、逆そこで深く聞かなかったのが彼女の中でポイントが高かったらしく、その事柄でほかの男性みたいに深く聞いてこないから話しやすいし、話したいって思うという風に言ってもらうことができまた。その後も彼女からの連絡は途切れることもなく、次第にお互いの趣味や過去の付き合った人の話などをするようになっていきました。このアプリの中でここまで何も気にすることがなく話ができたのは彼女が初めてだったかもしれません。
出会った相手との体験談
彼女と少しだけ親密な関係になって一週間ほどで、彼女のほうからメッセージが来るようになりました。アプリの構造上、会話していた人に改めてメッセージを送ることが可能なので私の仕事中にがんばれ、とメッセージが来ることもありました。彼女のほうからメッセージを送ってくれるのがうれしくなり、私はついつい彼女に“男関係”の話を振ってしまいました。過去にそれで心に傷を負っているのを忘れてしまってました。送ってからそのことに気が付いたんですが、彼女は気にした様子もなく答えてくれて少し安心しました。それから何日かした日に、彼女の学校でエステの実技試験があると聞きました。その実技試験に向けて練習をしたいのだけど、相手がいなくて困っているといっていて、私はその時冗談半分で、私ならいくらでもマッサージ受けるのに・・・といったところ、向こうはそのことに非常に喜んでくれて、そのまま違うトークアプリのラインでやり取りするようになりました。
かまちょというアプリは本来出会う行為は禁止なのですが運営の目を盗みIDをうまく交換することができました。その後彼女と近くの駅で待ち合わせし、軽く食事をしながらマッサージをどこでやるか、という話になったのですが、家のベットでは施術の際に使うオイルが付いてしまって汚れてしまうといわれ、誘われるままにホテル街に進んでいき、お財布との相談もし、結果としてはラブホテルに入ることになりました。その後はしっかりと施術を受けて体の疲労もとれたのですが、それ以外のことは特に何もできませんでした。それからよく飲みに行ったり、食事をしたりするような中になっています。たまにホテルでマッサージしてもらったりもしています。この出会いがどのような出会いに分類されるかはわかりませんが、私の体験ではこのようなことがありました。