出会いと不倫開始
私と不倫相手の女性との関係は、まちのカルチャ-スク-ルでの出会いが最初でした。歴史研究会のような演題で毎回、講義があり、いつも同じメンバ-ばかりなので、いつの間にか仲良くなってしまっていました。その日の広義の内容とかについての話をしている間に互いに気になるようになり、帰る方向も同じだったので時々、お茶して帰るのが一つの形になっていました。たまたま、彼女の方のご主人が出張で帰らないという日がありました。「ご主人が、遅くなられるならば晩飯の準備は不要ですね。少し気が楽ですね、いつもあわてて帰られるから、気になっていました。」という言葉が自然に私の口から出て、笑ってしまったものでした。
その日はお茶だけではなくて、食事をすることに急きょ変更になり、居酒屋にまで二人で出かけることになりました。今日は慌てて、帰らなくていいということで彼女の方も非常にリラックスして会話が非常に弾みました。いつもの茶会と違い、居酒屋で酒を飲むころには硬さも取れて雰囲気は最高に盛り上がりました。まさか後日に慰謝料を私が請求されるような場面が来るとは思ってもいませんでした。もともと、不倫願望が私にも彼女の方にもあったわけではなく、自然な流れで気持ちがピタッと会うようになったので、非常に自然な形で距離を縮めることが出来ました。「少し寄り道していきましょうか・・?」という少し古臭い誘い方で、彼女はシテイホテルについてきて、ベッドの上に上がってくれました。激しく抱きあう夢のような生活がその日から始まりました。彼女も旦那さんとはSEXをしていないこともあり、その燃え方は尋常ではありませんでした。
ちなみに、慰謝料話は、それから2年後に発生することになるのでした。
不倫発覚
一度体を合わせてしまうと、歯止めが利かなくなるというのはこのことだったのかもしれません。カルチャ-スク-ルのある水曜日の午後は、講義の後は必ずシティホテルにふたりバラバラに入り、中で合流するということが一つの形になりました。彼女の服装もずいぶん派手になりました。所謂歴史好きの女性、歴女という風であったのが、キャリアガ-ル風にすっかり変わり、SEXの仕草も何か旦那さんとのもやもやを払しょくするためのような激しいパフォ-マンスを毎回見せてくれました。最初の頃は、シティホテルに入っても少し話をしたりしていたのですが、今では部屋に入るなり抱きついてきて、激しく求めてくるというような状況が当たり前になって来ていました。そういう彼女の変化に、私もまんざらでなく、「不倫も悪くない」というような甘いことを考えていました。
彼女の旦那さんから慰謝料請求がなされることなど全く考えていませんでした。私が40歳、彼女が36歳ということで、お互いがいわゆる肉におぼれたような状態であったのかもしれません。少し冷静になっておれば慰謝料請求というような場違いな展開にはならなかったのにと今では考えています。段々、行動が大胆になってきてはいるなあとは思いつつ、わきが甘かったのでした。調子に乗って、勝手にカルチャ-スク-ルで視察旅行をでっち上げて、熱海の温泉旅館に二人で出かけたりしたのがまずかったのかもしれません。私と彼女との温泉旅行は、きっちり旦那さんにばれていたのでした。二人で宿屋に入っていくところをきっちりと写真にとられていたのも全く気が付いていませんでした。楽しい極楽の次には慰謝料請求という地獄が待っていました。
相手の女性の旦那からの慰謝料請求
彼女の旦那は、気が付いたのはいくつか理由がありました。元々あまり出かけない自分の妻が習い事、外出が増えたので変に感じたようでした。 習い事と言って、必要以上にお洒落をして頻繁に出掛けるようになったらおかしいです。また熱海以外に泊まり旅行で、同窓会という口実を使って外泊を二回くらいしたのも怪しいなあと思わせたようでした。久しぶりに会った同級生や旧友で、しかもお互い既婚者だからW不倫になってしまうのは今回よくわかりました。血相を変えて、彼女の旦那さんが出てきて「いったいどういうつもりだ。人の妻に手を出すというのは、いい根性をしているな」と怒鳴り込んできたのでした。そして「慰謝料請求をしっかりさせてもらうからな。嫁は欲しいならばくれてやるが、本気なのか」ともまくしたてられました。その後、旦那さんばかりが前に出てきて、彼女とは連絡が取れなくなりました。
そして「慰謝料として、150万円を払ってもらう」という風に連絡がありました。私自身、彼女と結婚するということは、考えていません、ただ、もめごとを長引かせたくはないので、慰謝料をいくらかは払うものだとは覚悟はしていました。慰謝料とは、迷惑代とも言われているから、今回は他人の物にちょっかいを出した形なので払わざるを得ないと思っていました。ただ、私が独身なので、私の妻が、彼女に慰謝料を請求するということはないのが幸いしました。だから私の妻から、先方の夫婦に攻撃的なことはしなくて済みました。
ただ150万円は高いので、お詫びを入れることで50万円に変更することが出来たので、すぐに支払うことで事態のさらなる炎上を防ぐことを心がけました。