淋しさを紛らわせるために…サイトを利用しました

ワリキリで出会い系サイトを使った

人には言いづらい話なんですが…実は初体験の相手が、既婚者でした。だから、会いたいって言ってもすぐに会えるわけでもなく、どんどんどんどん淋しく感じるようになって。その気持ちの行き場がなくて、出会い系サイトを…利用するようになったんです。

一人暮らしで、話し相手がいなかったせいもあるかもしれません。登録すると、ビックリするくらいメッセージが来るんですね。まるで鯉がたくさんいる池にエサを投げ入れた時のようで。一時だけのモテ期を味わっているようで。ほんの少しだけ笑ってしまいました。

返事をしてみようかな、と思った相手はふたり。テンプレ通り、なメッセージではなく、私のプロフィールを見てからきちんと考えてメッセージを送ってきてくれた、ということがわかる人たち。いくらサイトでの出会い、と言っても、「誰でもいい」人とやり取りするの嫌なんです、そういうものなんですよ。自分自身でも女って面倒くさいなぁと思うけど…そうなんです。

一人は、既婚者。初めての人が好きなままで、寂しさを紛らわすための人、を探していたわけですから、既婚者であれば、ある意味後腐れがないかな、と思って…。その人を選びました。あとひとりは独身の人。激務で出会いがない、と嘆いている人でした。もしこの人のことを好きになれるようだったら、のりかえてしまおう、と淡い期待を抱いてやり取りをすることにしたんです。

割と会うことを目的としていたので…相手の人たちから見ても好都合だったかもしれません。

とても良い方ではありましたが。。。

まずは既婚者の人と会ってみることにしました。出会い系サイトを利用するのは怖い、というのも心の奥底にはあったので、最初に名刺をもらう約束をしていましたが、本当にさくっと名刺をくれました(笑)。ただ、さすがに初めて会っていきなりホテルはわたし的にナシだったので。食事をして終わりました。

独身の人とも会いました。意外とイケメンだしいい人だったけれど…好きになれそうになかったので、連絡を絶つことにしました。この人とは一度の食事のみ、でした。

既婚者の人と、それから何度か会って食事をして。食事で終わって、ばっかりで、相談室みたいになってしまっていたんですけど、ある日「転勤することになった」と連絡があって。転勤先の名刺まで律儀にくれました。本当に律儀な人。

いなくなる、と思うと惜しくなるというか…。そうなると触れ合いたくなるものなんですね。こちらにいる最後の日に部屋に泊めてほしい、と言われて。悩んだけれど、OKしてしまいました。

その人のことは、ものすごく好き、ではなかったと思います。やっぱりサイトで会った、というのもあるし。けれどもやっぱり会う回数が増えると、抱かれると…恋しくなってしまうんですね。最後の最後でこんな気持ちになるなんて。でもなんだかんだ言ってこの人も既婚者で未来がないなんて。不毛だなぁと思わずにはいられませんでした。

でも、あの日は、あの時は確かに存在していて…忘れられない思い出になっているのも事実です。あの日のことを思い出すと、少しだけ胸がチクッとします。